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底床の種類

底床には以下おおまかに4種類あります。
ここでは砂系底床の説明をしますので、他の底床を見る場合は以下のリンクから別の記事を参照してください。

砂・砂利・大磯砂

砂です。粒のサイズによる分類や、取れる場所(川、海など)により呼び名が変わります。
一般的には水草を育てない生体メインの水槽や、
水草を入れている水槽ないで、見栄えを考慮し、水草を植えない箇所に砂をひいてレイアウトのアクセントとして利用したりします。
(化粧砂という使い方です)

メリット

  • 洗うことが可能で、半永久的に使用できる
  • 色合いが美しい

デメリット

  • 肥料が含まれていない。
  • 多孔質ではない(小さな穴がいっぱいあいていない)ため、微生物がすみつきにくく、水草が育ちやすい底床環境を作りにくい
  • 大磯砂などには貝殻が含まれており、そこから溶け出す炭酸カルシウムにより、水がアルカリ性に傾く。流通しているほとんどの水草は弱酸性の水質を好むため、育成が難しくなる。

ソイルにくらべ圧倒的に優位に立っているメリットが、「洗えるため、半永久的に使用できる」点です。
ソイルは半年〜1年程度で形が崩れてしまいますので、限界がありますが、
砂や砂利は問題なく使用できます。

砂自体には栄養素はなく、多孔質でもありませんので微生物も定着しにくいです。
そのため、水草を育てるのであれば、固形の肥料を砂の中にうめて養分を水草に供給する必要があります。

ただ、底床としての歴史は古く、ソイル普及前はこれで水草を育てるのが一般的だったようです。(ぼくは経験したことありませんが)

それでも水草を育てることができないわけではなく、
適切な水草の選択と、固形肥料、液肥の追肥を適時行っていけばうまく育てることも可能なようです。
こちらに砂系底床で水草をグングン育てている記事をみつけましたので気になる方は見てみてください。
参考:自己流 水草水槽管理術

また、大磯砂では貝殻が混じっていますので、そこから炭酸カルシウムが溶け出します。
その結果、水質がアルカリ性に傾いてしまいます。
流通している水草は弱酸性を好む種類が多く、アルカリ性ではうまく育たないことが多いです。

底床の特徴比較表

項目 ソイル 砂・砂利 大磯砂 セラミック 溶岩石
肥料・栄養分 含まれる 含まない 含まない 含まない 含まない
多孔質か 多孔質 多孔質ではない 多孔質ではない 多孔質 多孔質
使用可能期間 形崩れがおきるまで(1年〜2年) 半永久 半永久 半永久 半永久
水質維持機能 弱酸性に傾ける - アルカリに傾ける場合がある 製品による -
水草育成難易度 容易 非常に難しい 非常に難しい 難しい 難しい

結論

砂系底床での水草育成は初心者には敷居が高く、圧倒的に管理が難しいため水草を育てる場合はソイルがベターです。

それでも育ててみたい!という方はまたこんど育成方法をまとめますので別記事であいましょう!
※追加した際はここで告知します。

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