最近流行している小型水槽。ここでは初心者でも飼育しやすい、30cm以下の小型水槽での飼育におすすめな熱帯魚の種類を記載していきます。
小型水槽は難しい。とよく言われます。それはその通りなのですが、いきなり60cm水槽を進められても金銭的に、スペース的に始められないという方は多いかと思います。そのためここでは、ある程度条件をつけることで、初心者でも飼育しやすい小型水槽とはなにかを考察していきます。
今回の記事は「熱帯魚の選び方」にフォーカスした記事となります。
小型水槽の始め方や立ち上げ方法など全体的な流れを知りたい場合には以下を御覧ください。
初心者に最適な小型水槽の始め方と水槽セット例
60cm水草水槽の立ち上げ方法は以下から御覧ください。
アクアリウムの始め方・立ち上げ方法の全工程解説
また、60cmや水草水槽などでの飼育の場合には以下の記事をご覧ください。
初心者向きの強くて飼育しやすい小型熱帯魚一覧群泳しやすく美しい小型熱帯魚16選初心者でも飼いやすい体が透明な小型熱帯魚一覧
販売される熱帯魚には様々な種類がおり、サイズも様々です。販売されているときは数センチのものでも、1メートル以上のサイズになるような熱帯魚も販売されています。そのため、小型水槽で終生飼育を目指すなら必ず小型の熱帯魚を選んでください。今回は30cm以下の小型水槽での飼育を前提としますので、どんなに大きくても3分の1程度の10cm以下、理想は5cm以下となります。サイズが大きければ大きいほど、フンの量が増えますので、水がすぐに汚れてしまいます。かならず購入前に熱帯魚の最大成長サイズを調べるようにしてください。
もちろん、成長に合わせて水槽サイズを変更する場合にはこの限りではありません。
水槽内の水は日々、フンや汚れなどで水質が悪化していきます。そのため、「綺麗な水でしか生きられない」ような熱帯魚は初心者の小型水槽には不向きです。そのため、水質の悪化にも比較的強い熱帯魚が理想的です。
また、小型水槽では酸素の透過量が少なく、酸欠になってしまうような状況も考えられます。ろ過フィルターやエアレーションなどで対応は可能ですが、熱帯魚自体が酸欠に強いほうが突発的な事故による悪環境下でもすぐに死んでしまうようなことが起こりにくくなります。
熱帯魚には適正水質というものがあります。これは弱酸性〜弱アルカリ性まで熱帯魚により様々ですが、「特定の水質のみでしか飼育できない」「飼育できる水質の幅が狭すぎる」「水質が変化したらすぐに体調を崩す」といったデリケートな熱帯魚は初心者には不向きです。そのため、幅広い水質に適応でき、比較的水質の変化にも強い熱帯魚である必要があります。
基本的にすべての熱帯魚は水温の急激な変化には弱い生き物です。そのため、昼と夜の気温差だけでも体調を崩すようなデリケートな熱帯魚も存在します。そのような熱帯魚は、初心者向きとはいえませんので、ここでは比較的変化にも強い熱帯魚を記載します。
また、日本には四季があり、水温は0℃〜35℃まで様々な水温になります。それに対し、一般的な「熱帯魚」は20℃〜25度程度が最適な水温と言われます。そのため、冬にはヒーターを、夏には冷却ファンなどで水温維持の対応を行宇野が一般的ですが、一部の魚は日本の四季の水温の変化に適用でき、ヒーターや冷却ファンの必要ないものも存在しますので、そちらも合わせて紹介していきます。
小型水槽となると、気性の荒い熱帯魚は不向きです。大きな水槽であれば襲われても逃げ場があるのですが、小型水槽の場合逃げるスペースがありませんので、追われ続けると最終的には弱い方は死んでしまいます。そのためここでは気性の荒い熱帯魚以外を紹介していきます。
(熱帯魚)アカヒレ Sサイズ(5匹) 本州・四国限定[生体]
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amazon : ¥ 620※charm : ¥ 600※
※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
小型水槽おすすめ度 | ★★★★★ |
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飼育限界数 | 20cm : 5匹程度 30cm : 10匹程度 45cm : 20匹程度 |
赤く染まるヒレが美しいこの「アカヒレ」は熱帯魚初心者によくおすすめされる代表種です。
アカヒレは「水質の悪化」「酸欠」「水温の変化」どれにも強く、一般的に購入できる熱帯魚中、「最強」と呼び声の高い種類で、最も初心者向きの熱帯魚としておすすめされています。そのため、小型水槽にもうってつけの種類です。
通常の熱帯魚であれば、適正水質は「弱酸性〜中性」、飼育可能水温は「15度〜28度程度」ですが、このアカヒレが適応できる水質は「弱酸性〜弱アルカリ性」と幅広く、生息可能水温も「0度〜30度」とかなり広い水温に適応できます。また、酸欠にも強いため、小型水槽のように水草が豊富に植えられないような水槽でも飼育可能な熱帯魚です。
幅広い水温に適用できるため、夏場の冷却ファン、冬場のヒーターなどの設置が不要で、ヒーターや冷却ファンの購入コストがなくすことが可能です。(ただし、最適な水温ではないため、ヒーターや冷却ファンはあったほうが安心です。)
また、アカヒレはヒレを広げて威嚇する「フィンスプレッディング」という一部熱帯魚のみが行う独特な行動を行う熱帯魚ですので、他の熱帯魚にはない美しさを持っている熱帯魚でもあります。さらに水槽内での繁殖も狙える種類ですので、初心者にとって熱帯魚飼育の楽しさを教えてくれるいい熱帯魚と言えます。
多少小競り合いはありますが、怪我をさせるほどのものではありませんので攻撃を仕掛けてくるような熱帯魚以外との混泳が可能です。
(めだか)ヒメダカ/ひめだか(6匹) 安心スタートセット(餌&水質調整剤つき) 本州・四国限定[生体]
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※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
小型水槽おすすめ度 | ★★★★★ |
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飼育限界数 | 20cm : 5匹程度 30cm : 10匹程度 45cm : 20匹程度 |
日本に馴染み深く、非常に認知度の高い魚です。メダカとひとくちにいっても「ヒメダカ」「楊貴妃メダカ」「黒メダカ」「白メダカ」など、様々な種類が存在しますので、水槽に合わせて選ぶ楽しさも十分に持ち合わせています。また、最近でもメダカの品種改良は盛んに行われており、毎年様々な品種が発表されています。1匹数万など、かなりの値段がつくこともあるくらいです。
「メダカ」は、日本で生息する魚ですので、当然日本の四季の水温変化に対応可能です。そのため、アカヒレ同様にヒーターや冷却ファンの設置が不要で、初期コストを下げることが可能です。(低水温、高水温でも生息できますが調子を崩すことも多いため、ヒーターや冷却ファンをもっていたほうが安心です。)アカヒレほど水質の悪化に強くはありませんが、熱帯魚の中では比較的強い方で、水換えなど、適切に管理していれば初心者の小型水槽でも十分に飼育可能です。ただし、水質の急激な変化に弱い一面がありますので、購入時や水換えの時などには注意してください。
また、繁殖も狙えますので、熱帯魚飼育の楽しさを十分に教えてくれる種類と言えます。
おとなしい種類ですので、他種との混泳が可能ですが、攻撃を仕掛けてくるような熱帯魚との混泳は不可です。
ベタ トラディショナル オス パステル系(約5cm)<1匹>[生体]
生体(熱帯魚・シュリンプ・水草等)
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小型水槽おすすめ度 | ★★★★☆ |
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飼育限界数 | 20cm : 1匹 30cm : 1匹 45cm : 1匹 |
非常に美しいヒレをもつ「ベタ」は最近人気が急上昇している熱帯魚です。水槽内に一匹入れるだけでも十分魅力的な水槽となり、様々な色、形をした種類が流通していますので、自分の気に入った個体を探す楽しさも持ち合わせています。
アカヒレやメダカのようにヒーターや冷却ファン無しでの飼育はできませんが、ベタは他の熱帯魚にはない「ラビリンス器官」という体の構造を持っており、水中からだけでなく空気中から直接酸素を取り込むことができ、小型水槽のように、酸素量が少ない状況でも問題なく呼吸ができます。また、ベタは「闘魚」とも呼ばれるほど気性が荒く、同種、他種問わず攻撃を仕掛けてしまう熱帯魚ですので基本的に1水槽1匹の単独飼育が基本です。
そういった理由もあり、あまり広い水槽はもともと必要とはしませんので小型水槽向きの熱帯魚と言えます。
また、ヒレを広げるフィンスプレッディングという行動を取る種類で、大きく美しいヒレを広げる姿は、他の熱帯魚にはない独特な美しさを持った種類です。
ただし、「熱帯」魚ですので、水温は通年を通して20度〜25度程度に保つ必要があり、ヒーターや冷却ファンなど保温装置の設置は必須となります。
(エビ・貝)ミナミヌマエビ Sサイズ(10匹) 本州・四国限定[生体]
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※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
小型水槽おすすめ度 | ★★★★☆ |
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飼育限界数 | 20cm : 5匹程度 30cm : 10匹程度 45cm : 20匹程度 |
ミナミヌマエビは日本に生息し、最大でも3cm程度の小型のエビですので、小型水槽でも複数匹飼育が可能です。日本に生息していますので、日本の四季の水温変化に対応可能です。ちっちゃく、ビーシュリンプに比べると地味なエビですが、苔を必死にツマツマしている姿はとても愛らしく、まさに食べちゃいたくなるほどかわいい種類です。
エビは基本的に水槽内に発生する苔を食べますので、うまく水槽を管理すればエサやり無しで飼育可能です。ただ、そのためには水中にある程度の苔がある必要がありますので、ウィローモスなど苔系の水草をレイアウトしたり、水中に肥料を添加したりして苔を発生させるような工夫を行ってください。もしくは、定期的に沈下性のタブレットエサを入れてあげてください。
また、水槽内で勝手に繁殖していきますので、何年にもわたって飼育が楽しめる種類です。
ただし、アカヒレやメダカほど水質の変化に強くありません。特に、小型水槽に初めて入れる際には注意が必要です。一旦水に慣れてしまえばそれなりに強い種類ですので、管理をおこなたらなければ初心者でも十分に楽しめる水槽となります。
似ているエビに「ヤマトヌマエビ」というエビがいますが、こちらは生息可能水温は20度〜28度程度ですので、ヒーターや冷却ファンの設置が必須となります。(ヒーターや冷却ファンを設置するなら飼育可能です)。ミナミヌマエビよりも一回り大きいサイズとなり、ミナミヌマエビよりも水質の変化には強いエビですので、こちらも小型水槽で飼育可能です。
(熱帯魚)ネオンテトラ Lサイズ(3匹) 本州・四国限定[生体]
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amazon : ¥ 570※charm : ¥ 550※
※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
小型水槽おすすめ度 | ★★★★☆ |
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飼育限界数 | 20cm : 5匹程度 30cm : 10匹程度 45cm : 20匹程度 |
体の上は青、下は赤という鮮やかな体色をもつ熱帯魚で、熱帯魚の代表種です。国内でも人気が高く、非常に多く流通している分安価にまとめて購入可能です。
初心者向け熱帯魚としてよく紹介される種類で、水質の悪化などにも強いため、小型水槽向きの熱帯魚と言えますです。メダカやアカヒレよりももっと鮮やかな発色を持ちますので、これを数匹水槽内に入れるだけでも小型の水槽内であっても明るく綺麗な印象になります。
また群れで泳ぐ習性を持つ熱帯魚です。
(熱帯魚)ラミーノーズ・テトラ(ブリード)(3匹) 本州・四国限定[生体]
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amazon : ¥ 670※charm : ¥ 650※
※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
小型水槽おすすめ度 | ★★★★☆ |
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飼育限界数 | 20cm : 5匹程度 30cm : 10匹程度 45cm : 20匹程度 |
テトラの仲間で、こちらは鼻先が赤くなる種類です。ネオンテトラよりも少し大きくなりますが、好奇心が比較的強く、水槽内を活発に泳ぎまわる姿が見られ、水槽に動きがでて楽しい種類です。ネオンテトラ、ラミーノーズどちらも飼育経験がありますが、個人的にはネオンテトラよりも水質の悪化に強い印象があります。
(熱帯魚)ブルーグラスグッピー(国産グッピー)(1ペア) 本州・四国限定[生体]
Charm(チャーム)
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amazon : ¥ 1,400※charm : ¥ 1,300※
※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
小型水槽おすすめ度 | ★★★★☆ |
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飼育限界数 | 20cm : 5匹程度 30cm : 10匹程度 45cm : 20匹程度 |
熱帯魚の中でも知名度の高いグッピーは、非常に美しいしっぽをもっているため、水槽が一気に派手になります。グッピーといっても様々な種類が存在しますので、自分の好きな種類で統一するもよし、様々な種類を入れて色とりどりな水槽にするもよしです。またグッピーは繁殖が容易な種類ですので、繁殖も狙ってみてはいかがでしょうか。水槽の上層を泳ぎますので、水槽に蓋をするなど、飛び出し事故には気をつけてください。
(熱帯魚)コリドラス・パンダ(3匹) 本州・四国限定[生体]
Charm(チャーム)
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amazon : ¥ 696※charm : ¥ 650※
※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
小型水槽おすすめ度 | ★★★★☆ |
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飼育限界数 | 20cm : 2匹程度 30cm : 4匹程度 45cm : 8匹程度 |
あまり聞き慣れない熱帯魚かと思いますが、アクアリウムショップでは必ず販売されているほど熱帯魚界隈ではメジャーな種類です。小型水槽でも多く飼育される例があります。これ専門で飼育する愛好家もたくさんいます。小型、大型がいますが、必ず小型のコリドラスを選んでください。大型のコリドラスはそもそも小型水槽では飼育できませんし、気性が荒いため、初心者向きの熱帯魚ではありません。ナマズの仲間で、ナマズ独特の愛嬌のある顔や、必死にしっぽをふって泳ぐ様など、非常に愛らしい種類です。水槽の底でじっとしている事が多いため、小さい水槽でも水槽の外に飛び出してしまうような事故が少なくすみます。
コリドラスと一口に言っても、「コリドラスパンダ」「コリドラスジュリー」「コリドラス・ステルバイ」「コリドラス・トリリネアータス」など様々な種類が存在し、コレクション性も非常に高い種類です。種類によりますが、繁殖も可能ですので、初心者さんにぜひ飼育してほしい種類です。
また、コリドラスに関して詳しくまとめた記事もありますので興味があれば読んでいってください。
(熱帯魚)単品 オトシンクルス(1匹) 本州・四国限定[生体]
Charm(チャーム)
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amazon : ¥ 500※charm : ¥ 500※
※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
小型水槽おすすめ度 | ★★★★☆ |
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飼育限界数 | 20cm : 2匹程度 30cm : 4匹程度 45cm : 8匹程度 |
苔を食べてくれるコケ取り生体の代表種です。性格は温和で、他種と争いを行いません。普段は流木や岩、ガラス面に口の吸盤でくっついてじっとしている種類です。
苔が少ない環境下では人工飼料に慣れさせる必要がありますので多少難易度が上がります。
コケ取り生体という補佐的なイメージの強い熱帯魚ですが、見た目は特徴的で、壁にくっついている姿は非常に愛らしい種類です。
(熱帯魚)アベニーパファー(2匹) 本州・四国限定[生体]
Charm(チャーム)
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amazon : ¥ 720※charm : ¥ 600※
※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
小型水槽おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
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飼育限界数 | 20cm : 1匹程度 30cm : 1匹程度 45cm : 1匹程度 |
小型水槽向きではありますが、初心者向きとはいえません。ただ、人気が高いので一応こちらに記載しておきます。
世界最小の小型のフグです。フグにしては珍しく純淡水で飼育が可能です。世界最小種とはいえフグ独特の愛らしい顔立ちと、ぷくぷくと泳ぐしぐさは健在で、非常に人気の高い熱帯魚です。
ただ、いくつか小型水槽で飼育するには難しい点もありますので、他の熱帯魚よりは難易度が上がります。
まず、フグの中ではおとなしい部類ですが、それでも他の熱帯魚に比べると気性が荒いです。縄張り意識が強く、同種・他種問わず攻撃を仕掛けることがあります。特に泳ぎがゆっくりで、ヒレがひらひらしているような熱帯魚のヒレをかじるため、見た目がボロボロになってしまいます。そのため、基本的には1水槽1匹が理想的です。
さらに、最も手間になるのが「エサ」です。
アベニーパファーは一般的に人工飼料をあまり好みません。個体によっては人工飼料も食べたりもしますが、ネットを探していると人工飼料を食べないという報告が多数見つかります。そのため、アベニーパファーは冷凍アカムシのような「虫」を解凍して与えるのが一般的な飼育方法です。エサは毎日与える必要がありますので、エサのたびに解凍して与える、というのはなかなかの手間になります。また、冷凍エサは水を汚しやすく、通常の人工飼料よりも水換えの頻度を多くする必要があります。
(熱帯魚)タイガープレコ(1匹) 本州・四国限定[生体]
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amazon : ¥ 1,340※charm : ¥ 1,300※
※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
熱帯魚 インペリアルゼブラプレコ ワイルド (約4cm前後)
ドリームシアター
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amazon : ¥ 17,800※charm : ¥ 15,700※
※記事更新時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がございますのでご注意ください。
小型水槽おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
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飼育限界数 | 20cm : 1匹程度 30cm : 1匹程度 45cm : 1匹程度 |
こちらもあまり初心者の小型水槽向けではありませんが、非常に人気の高い種類なので掲載しておきます。
タイガープレコ、インペリアルゼブラプレコはプレコの小型種の代表種です。プレコは一般的に大型種が多いのですが、このタイガープレコは小型種で、最大でも8cm程度です。また、水質の変化にもプレコの中では強い方で、小型水槽での飼育も不可能ではありません。ただし、今回のような30cm以下の小型水槽環境下では8cmは多少手狭になり、水も汚れやすくなるためあまり初心者向けとはいえません。同様に小型種の「インペリアルゼブラプレコ」は白と黒のしましまが非常に美しい種類で、非常に人気が高いのですが、1匹数万円と高価な上、こちらも同様に8cm程度までは成長しますので飼育するには注意が必要です。
プレコの小型種、というの主にこの2種が代表的で、その他プレコは大型種がメインとなりますので、小型水槽内での飼育は不可能です。
実は向いていません。というのも、金魚はフナと鯉の掛け合わせの改良品種ですので、飼育環境にもよりますがどの金魚であってもサイズが15cm以上まで成長してしまいます。となると、20cmの小型水槽で、15cmの魚を飼育すると泳ぐスペースがなさすぎて窮屈になってしまいますので、小型水槽は金魚には向いていません。もちろん、幼魚のときだけ小型水槽で飼育するということは可能ですが、成長した場合大きめの水槽にする必要がありますので注意してください。
水槽で飼育できるエビとして有名なのは「ビーシュリンプ」いますが、こちらは初心者の小型水槽には不向きです。鮮やかな色と模様が美しい「ビーシュリンプ」は水質の変化に非常に弱く、ちょっとした変化ですぐに死んでしまいます。また、ミナミヌマエビに比べて価格が高く、一般的な「レッドビーシュリンプ」で一匹数百円程度、発色や模様が強いものだと1匹数万円するものまります。長年飼育しているような熟練者でも、夏場に水温があがったために水槽内のビーシュリンプの大半が死んでしまう、などの事故が起こりえる種類です。
ビーシュリンプを育てたい場合には、それなりの知識と経験が必要となりますのであまり初心者向きとは言いにくい種類です。
熱帯魚の女王と称される熱帯魚です。熱帯魚らしい形をしており、こちらも非常に人気の高い種類となります。
ただし、この熱帯魚は「中型」に分類される熱帯魚で、横にも縦にも大きくなりますので、小型水槽では飼育不可能です。もし飼育をする場合には最低でも60cm規格水槽が必要で、理想は60cmワイド水槽以上の水量のある水槽サイズとなります。特に人気の高いアルタムエンゼルはエンゼルフィッシュの中でも大きくなる種類ですので、60cmワイド、90cm規格水槽が必要となり、小型水槽の飼育は不可能ですので、アクアリウムショップで販売されているものがどんなに小さくても購入しないでください。
熱帯魚のエサに関してはいかにまとめていますのでこちらを御覧ください。
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