僕の水槽ではエーハイム2213を使用しているのですが、最近ちょっと「ぶーーん」という音がでてきましたので掃除ついでに「インペラー」と「スピンドル」を変えてみました。
今回はその分解・交換の流れを写真付きで書いていきます。
ちなみに、使用年数は3年ちょっとです。お世辞にも丁寧に扱ってきたとはいえませんし、3年間24時間フル稼働で使用していたフィルターです。
エーハイム2213の異音の他の原因や対処法について知りたい方は別の記事にまとめていますので以下のリンクから御覧ください。
→『【動画付き】エーハイム2213の異音の原因とその対処法一覧』
できるだけわかりやすく記載していきますが、参考までに以下にエーハイム2213の部品一覧を掲載しておきます。
外部フィルターには「インペラー」と呼ばれる羽根車がフィルター内に設置されています。別名マグネットローターとも呼ばれます。
そしてその中にインペラーの中心軸となる「スピンドル」というセラミック製の棒が入っています。
この羽根(インペラー)が軸(スピンドル)を中心にくるくる回ることで水流が作りだされているのですが、このインペラー、スピンドルはどのメーカーでも「消耗品」という扱いですので、そのうち摩耗・消耗してきます。軸が歪んだり、折れたりすれば羽がフィルターの側面にぶつかってしまうため異音が発生しますし、スピンドルの羽が折れたり曲がったりすると、同じように側面にぶつかり異音が発生してしまいます。
部品はチャームでも売っていますし、もっと急ぎであれば有名どころのアクアリウムショップに行けば大抵取り揃えています。
僕はアクアフォレストで買いましたが、種類も豊富に取り揃え、在庫も十分ありました。
・ピンセットのような先の細いもの(ゴムをつまみ出すため)
・交換するパーツ(今回はインペラーとスピンドル)
コンテナとモーターヘッドの繋ぎ目に銀色のツメがありますので、それをパチっとはずしてください。
はずしたら裏っ返しにして作業しやすい場所においてください。
留め具(スピンドル受け)がついていますのでそれをネジのように回してとってください。
硬くないので道具は必要ありませんが、これには細いセラミック製の棒がついていますのでおらないように気をつけてください。
!?
言ったそばからスピンドル折っちゃった!
ええ、やってしまいました。「スピンドル」という羽根を回すための軸が「スピンドル受け」に刺さっているのですが、それがカメラ片手に雑に扱ったら折れました。この「スピンドル」ですが、ただの「セラミックの細い棒」なのでとても壊れやすいです。。。まぁ、この程度で折れたってことはたぶん音の原因は「スピンドルの消耗」だったんですかね。
みなさん「スピンドル受け」を取るときにはご注意を!
さて、気を取り直して、見えてきた「インペラーケースカバー」をはずします。
指を穴につっこんで、ちょっと持ち上げれば外れます。
そうすると、「インペラー」という水流を作り出すための羽根車が見えてきます。
プロペラみたいなパーツ(インペラー)が見えてきますので、それを持ち上げてください。
写真では折れてしまっていますが、本来なら「スピンドル」という軸が「インペラー」の中心を通っているはずですので慎重にはずしてください。
これがとりはずしたインペラーです。
セラミック製の軸が残っているはずですので、持ち上げて外します。
スピンドルの先には穴の空いたゴム(スピンドルラバー)があり、それに刺さっているので垂直に持ち上げれば折れる心配はないかと思います。
奥にこういうゴムが残っています。通常、スピンドルを購入すればいっしょにゴムもついてきますので、取り替えるのであればもともとのゴムを取り出す必要があります。
※取り替えない場合はそのままで可。
僕はドライバーにぶっさして取り外しましたが、その他にピンセットなどを使ってはずせます。人によってはコルクオープナーをつかっている方もいらっしゃいましたので、家にあるものをつかってなんとか外してください。
これをはずせば分解は終了です。あとは逆順であたらしいパーツに取り替えていけば終わりです。
今回のパーツ交換には関係ありませんが、ここまでやったのでモーター部分を覗いてみようかと思います。
モーターヘッド側面に上記のようなツメが4箇所ほどありますので、ドライバーやピンセット等で押し込んでツメをとってください。
ツメがとれればそのまま外箱をはずせばモーターがでてきます。
モーターはとりはずせないようになってます。
確認のためにいちいちコンテナを取り付けて水槽にセッティングして・・・は面倒なので
モーターヘッドだけ水につけて動作の確認をします。
ちなみに、当然ですが水に付けないまま電源をいれないでください。
水流がないとインペラーがフィルターの側面にあたりますので壊れてしまいます。
水流が流れれば正しい確認ができますので、使用上の注意を守ってください。
結果から言うと、ぶーーーんという音は「ほぼ」なくなりました。昔はもっと静かだった気がするんですが、こんなもんだったのかも。水槽台のドアを閉めると音はほぼ聞こえませんので、まぁ問題なしとしましょう。
ちなみに作業自体は結構簡単でしたね。これといった道具は必要ありませんし、メンテナンスのことを考えて作ってるなという印象です。
エーハイム2213はQUBEイチオシフィルターですので初心者のかたはぜひこちらから始めてみてください!
→『フィルターの大定番!アクアリウム初心者がエーハイム2213を選ぶべき5つの理由!』
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