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僕の水槽ではエーハイム2213を使用しているのですが、最近ちょっと「ぶーーん」という音がでてきましたので掃除ついでに「インペラー」と「スピンドル」を変えてみました。
今回はその分解・交換の流れを写真付きで書いていきます。
ちなみに、使用年数は3年ちょっとです。お世辞にも丁寧に扱ってきたとはいえませんし、3年間24時間フル稼働で使用していたフィルターです。

エーハイム2213の異音の他の原因や対処法について知りたい方は別の記事にまとめていますので以下のリンクから御覧ください。
→『【動画付き】エーハイム2213の異音の原因とその対処法一覧

エーハイム2213の分解図と部品名

できるだけわかりやすく記載していきますが、参考までに以下にエーハイム2213の部品一覧を掲載しておきます。

エーハイム2213分解図

モーターヘッド部
7250600 モーター部Oリング(2箇所)
7273118 フィルターケースOリング
7433600 インペラーケースカバー
7433660 スピンドル受け
7433710 スピンドル/ラバー
7632500 モーターヘッドカバー
7632610 インペラー50/60Hz共通
フィルターケース部
2600130 2213用ろ材コンテナ
7271950 クッションラバー(5個入り)
7273010 フィルターケース
7273050 ろ材固定板
7470650 フック(4個入り)
7470750 フィルター吸水口
吸水・排出部
4004710 オーバーフローパイプ
4014100 クリップ付き吸着盤(2個入り)
7272210 給水パイプ
7272310 ストレーナー
7275750 シャワーパイプ
7275850 止水栓(2個入り)
7476000 パーツセット

インペラーとスピンドルとは

外部フィルターには「インペラー」と呼ばれる羽根車がフィルター内に設置されています。別名マグネットローターとも呼ばれます。
そしてその中にインペラーの中心軸となる「スピンドル」というセラミック製の棒が入っています。
この羽根(インペラー)が軸(スピンドル)を中心にくるくる回ることで水流が作りだされているのですが、このインペラー、スピンドルはどのメーカーでも「消耗品」という扱いですので、そのうち摩耗・消耗してきます。軸が歪んだり、折れたりすれば羽がフィルターの側面にぶつかってしまうため異音が発生しますし、スピンドルの羽が折れたり曲がったりすると、同じように側面にぶつかり異音が発生してしまいます。

購入方法

部品はチャームでも売っていますし、もっと急ぎであれば有名どころのアクアリウムショップに行けば大抵取り揃えています。
僕はアクアフォレストで買いましたが、種類も豊富に取り揃え、在庫も十分ありました。

必要な道具

・ピンセットのような先の細いもの(ゴムをつまみ出すため)
・交換するパーツ(今回はインペラーとスピンドル)
インペラーとスピンドル

エーハイム2213の分解

【STEP1】モーターヘッドを取り外す

【STEP1】モーターヘッドを取り外す

コンテナとモーターヘッドの繋ぎ目に銀色のツメがありますので、それをパチっとはずしてください。
はずしたら裏っ返しにして作業しやすい場所においてください。

【STEP2】「スピンドル受け」を取る ※取り扱い注意!

【STEP2】「スピンドル受け」を取る

留め具(スピンドル受け)がついていますのでそれをネジのように回してとってください。
硬くないので道具は必要ありませんが、これには細いセラミック製の棒がついていますのでおらないように気をつけてください。

折れたスピンドル

!?

言ったそばからスピンドル折っちゃった!

ええ、やってしまいました。「スピンドル」という羽根を回すための軸が「スピンドル受け」に刺さっているのですが、それがカメラ片手に雑に扱ったら折れました。この「スピンドル」ですが、ただの「セラミックの細い棒」なのでとても壊れやすいです。。。まぁ、この程度で折れたってことはたぶん音の原因は「スピンドルの消耗」だったんですかね。

みなさん「スピンドル受け」を取るときにはご注意を!

【STEP3】「インペラーケースカバー」を外す

【STEP3】「インペラーケースカバー」を外す

さて、気を取り直して、見えてきた「インペラーケースカバー」をはずします。
指を穴につっこんで、ちょっと持ち上げれば外れます。
そうすると、「インペラー」という水流を作り出すための羽根車が見えてきます。

【STEP4】「インペラー」を持ち上げて外す

【STEP4】「インペラー」を持ち上げて外す

プロペラみたいなパーツ(インペラー)が見えてきますので、それを持ち上げてください。
写真では折れてしまっていますが、本来なら「スピンドル」という軸が「インペラー」の中心を通っているはずですので慎重にはずしてください。

これがとりはずしたインペラーです。
取り外したインペラー

【STEP5】「スピンドル」をゆっくり外す

セラミック製の軸が残っているはずですので、持ち上げて外します。
スピンドルの先には穴の空いたゴム(スピンドルラバー)があり、それに刺さっているので垂直に持ち上げれば折れる心配はないかと思います
【STEP5】「スピンドル」をゆっくり外す

【STEP6】「スピンドルラバー」を外す

【STEP6】「スピンドルラバー」を外す

奥にこういうゴムが残っています。通常、スピンドルを購入すればいっしょにゴムもついてきますので、取り替えるのであればもともとのゴムを取り出す必要があります。
※取り替えない場合はそのままで可。

僕はドライバーにぶっさして取り外しましたが、その他にピンセットなどを使ってはずせます。人によってはコルクオープナーをつかっている方もいらっしゃいましたので、家にあるものをつかってなんとか外してください。

これをはずせば分解は終了です。あとは逆順であたらしいパーツに取り替えていけば終わりです。
完了

ついでにモータ部分を分解してみる

今回のパーツ交換には関係ありませんが、ここまでやったのでモーター部分を覗いてみようかと思います。

【STEP7】モーターヘッド側面の「ツメ」を外す

ツメをはずす

モーターヘッド側面に上記のようなツメが4箇所ほどありますので、ドライバーやピンセット等で押し込んでツメをとってください。

ツメを外す

【STEP8】外箱をはずす

モーター

ツメがとれればそのまま外箱をはずせばモーターがでてきます。

モーターはとりはずせないようになってます。

動作確認

【STEP9】モーターヘッドのみ水につけて電源をいれてみる

確認のためにいちいちコンテナを取り付けて水槽にセッティングして・・・は面倒なので
モーターヘッドだけ水につけて動作の確認をします。

ちなみに、当然ですが水に付けないまま電源をいれないでください。
水流がないとインペラーがフィルターの側面にあたりますので壊れてしまいます。

水流が流れれば正しい確認ができますので、使用上の注意を守ってください。

パーツ交換を終えて

結果から言うと、ぶーーーんという音は「ほぼ」なくなりました。昔はもっと静かだった気がするんですが、こんなもんだったのかも。水槽台のドアを閉めると音はほぼ聞こえませんので、まぁ問題なしとしましょう。

ちなみに作業自体は結構簡単でしたね。これといった道具は必要ありませんし、メンテナンスのことを考えて作ってるなという印象です。

エーハイム2213はQUBEイチオシフィルターですので初心者のかたはぜひこちらから始めてみてください!
→『フィルターの大定番!アクアリウム初心者がエーハイム2213を選ぶべき5つの理由!

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