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専門水槽を立ち上げる人もいるほど人気の高い熱帯魚「コリドラス」。ここではコリドラスの魅力から、エサや適性水温などの育て方、繁殖方法、代表的な種類、雌雄の判別方法などをまとめていきたいと思います。QUBE運営メンバーもほとんどがコリドラスを飼育しているか、飼育経験があります。また、メンバーの中にはコリドラス用水槽をもっていて、繁殖までさせていたメンバーもいます。この記事を書いている僕自身、コリドラスは大好きで今の水草水槽内にコリドラスを数匹入れています。
さて、今回もQUBEらしく1ページに全部つめこんで書いていきます。結構思い入れの深い記事になりそうな予感です。

この記事の目次

コリドラスの概要

南米に生息するナマズの仲間です。熱帯魚に興味のない人にとっては聞き慣れない魚かと思いますが、熱帯魚ショップに行けば必ず置いてあるほど、熱帯魚界ではメジャーな種類で、この熱帯魚専門で飼育する人もいるほどです。一般的に熱帯魚というと、メダカやネオンテトラ、グッピーのように水中の中層から上層を泳ぐ熱帯魚を想像する方が多いかと思いますが、このコリドラスは水槽の底でじっとしている種類が多く、「コリドラス」といえば底物熱帯魚のイメージが強いです(遊泳性の高いコリドラスもいます)。底を泳ぐため、上層の熱帯魚の食べ残しのエサをたべてくれることから「水槽の掃除屋」とも呼ばれることもあります。

コリドラスの魅力

コリドラスのどこにそのような魅力があるのでしょうか。

見た目、動作がかわいらしい

何よりもこのナマズ独特のつぶらな瞳、間が抜けたような愛らしい見た目・仕草に引き込まれる人が多いのではないでしょうか。犬のフレンチブルドックのような「ブサ可愛さ」がこのコリドラスの魅力です。
太めの体を大きくふって泳ぐその動作はどこか一生懸命さがあり、その間の抜けた顔とあいまって一層かわいらしく感じます。メンバー内にもコリドラスを飼っているメンバーは多くいます。うちのコリドラスは「それ楽しいの?」って聞きたくなる状況が多々あります(笑)

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    水草の上でバランスをとるコリドラス

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    2匹のコリドラスが水草の植えで重なってる、、、

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    さらに3匹仲良く重なるコリドラス

性格が温和で他の熱帯魚と混泳をさせやすい

コリドラスは水槽のそこでじっとしている種類が多いため、他の熱帯魚と泳ぐ層が異なりますし、そもそもコリドラスはほとんどが温和で臆病な性格ですので、他の熱帯魚と争いをおこしません。少なくともうちの水槽では見たことがありません。
ネオンテトラやカージナルテトラなど、人気の高い熱帯魚と混泳させることができるので、コリドラス専用の水槽を設けずとも、他魚を入れていたり、水草を植えている水槽でも問題なく飼育可能なのも魅力のひとつです。

種類が豊富でコレクション性が高い

詳しくは後述しますが、細かく分類すると100種類とも200種類とも言われるほど種類がいます。色、形、模様、大きさなど様々で、さらに個体によって発色や模様が異なり、複数種類を飼育するアクアリストも多くいます。

飼育しやすい種類が多い

コリドラスの種類によりますが、熱帯魚ショップで売られているような人気の高い種類は水質にうるさくなく、そこまで神経質な熱帯魚ではありませんので、初心者むけの入門種としても人気のある熱帯魚です。

繁殖を狙える

コリドラスは水槽内で繁殖が狙える熱帯魚としても有名です。コリドラスは繁殖の際にコリドラス特有の「Tポジション」というポジションをとります。これはメスがオスの横側に顔をつける動作のことで、この行為の際にオスの精子をメスの口の中に入れます。

「水槽の掃除屋」として働いてくれる

種類にもよりますが、コリドラスは底を泳ぐ種類が多く、そちらがコリドラスの中で一般的です。(遊泳性の高いコリドラス・ピグミーや、コリドラス・ハステータスのような種類もいます)底で泳ぐため、上層を泳ぐ熱帯魚が食べ残したエサが水槽の底にたまると、それを食べてくれることから「水槽の掃除屋」と呼ばれます。
これはコリドラスが「土や砂に顔をつっこんでエサを探す」習性をもっており、その姿がより一層「水槽の掃除屋」という印象を強調したようですね。実際にエサの食べ残しを食べてくれるでしょうが、コリドラスはエサを多く食べる生体で、他の熱帯魚の食べ残しだけではエサが足りず、長期飼育が難しいため、コリドラス専用のエサ(コリドラスタブレット)を与えてやる必要があります。

コリドラスの購入時の注意事項

胸ひれに毒を持つ種類がいる

コリドラスはあまりしられていませんが、胸ヒレに針をもち弱い毒を分泌する種類がいます。(すべての種類ではありません。)あまり強い毒ではありませんが、コリドラスの中でも強い毒を持つといわれるゴッセイやシュワルツィだと刺された箇所が腫れてヒリヒリ痛むようです。あまりないかもしれませんが、コリドラスを直接手で触るときなどは刺に触れないように気をつけてください。

また、「この毒は刺された時」だけではなく、「ストレスを感じた時」に水中に分泌することがあります。そのため、熱帯魚ショップでコリドラスを購入する際には、できればコリドラスを1匹ずつ分けて袋詰してもらってください。それをしないと、家まで運ぶ際に、揺れや振動でストレスを感じたコリドラスが、毒を水中に分泌し、最悪袋の中の熱帯魚がすべて死んでしまいます。毒が分泌されると水が白く濁り、多少臭いもありますので、それで判別可能です。

そのため、家まで運ぶ際には

  • コリドラスを1匹づつ別の袋に入れてもらう
  • 出来る限り揺らさないように持って帰る

上記を意識してください。

ちなみに、通常の水槽で飼育する分にはこの毒が問題になることはありません。あくまでも手で触るときと持って帰る時に注意したいことです。

コリドラスの育て方

一般的なコリドラスの特長

水質 中性~弱酸性
水温 20~28度
サイズ コリドラスによりますが最大6cm程度
混泳 温和な種類が多く、臆病なため他魚への攻撃はしません。そのためコリドラス同士はもちろん、コリドラスに攻撃を仕掛ける熱帯魚以外との混泳が可能です。
寿命 3年〜5年程度(チビコリは2年程度)
活動時間 昼行性
群れ ほとんどのコリドラスは群れを作りますので3匹以上いれてあげてください
水槽サイズ 30cmの小型水槽から90cm超えの大型水槽まで幅広く飼育可能です
底床 砂/田砂/大磯砂/ソイル
※細かく、角が尖っていないものがオススメです。こちら後述します。
エサ コリドラスタブレットなど底まで沈む固形エサ
生餌
※こちら後述します。
水草との相性 コリドラスは卵を水草にくっつける熱帯魚ですので水草との相性はばっちりです。ただ、根を貼る水草の場合、底床の掃除が行いにくくなるため、底床環境を保つのが難しくなるというデメリットが有ります。また、「底床に顔を突っ込んでエサを探す習性」があるため、根を張っていない前景草などは引きぬかれてしまうことがあります。
毒を持っている あまり知られていませんが、コリドラスは胸鰭に弱い毒を分泌する刺をもっている種類がいます。人が刺されても気が付かないレベルから、多少腫れる程度のものまで様々です。そのため痛い思いをしたくなければ取り扱いに注意してください。

コリドラス水槽の立ち上げに必要なもの

一般的な熱帯魚水槽に必要なものと同様です。ここではさらっと記載しておきます。それぞれの費用などを詳しく確認したい方は以下の記事にまとめていますのでそちらからご覧ください。

アクアリウムに必要な道具の各費用と電気代などのランニングコスト一覧

  • 水槽
  • 水槽台
  • 水槽マット
  • 照明
  • ろ過装置
  • ろ材
  • CO2強制添加器
  • 電磁弁
  • クーラー(冷却ファン)ヒーター
  • 電源タイマー
  • 底床(ソイル、砂)
  • 水質調整剤
  • エアレーション
  • トリミングバサミ/ピンセット
  • 水温計
  • 水質測定キット
  • プロホース
  • バケツ
  • コケ取り道具
  • 熱帯魚のエサ
  • バックスクリーン

上記がコリドラス水槽を始める際に必要になるものです。水草を育成しない場合や、育成難易度の低い水草のみを育てる場合は、CO2添加装置やトリミングバサミなどが不要となります。

基本的にはお好きなモノを購入していただければOKなのですが、コリドラス水槽を立ち上げるときの製品選びの際、おそらく以下の商品で初心者さんはどれを買っていいかわからなくなると思います。

  • ろ過装置
  • 底床
  • エサ

ひとくちに照明といっても3タイプあり、さらに商品によって機能が異なってきます。また、フィルター(ろ過装置)に至っては8タイプほど市販されていますので、予備知識無しでお店に足を運んでも、ちんぷんかんぷんだと思います。こういった週種類ある商品というのは、向き不向きがあり、間違ったものを買ってしまうと飼育が難しくなったり、無駄なコストがかかったりしてきます。

そんなことにならないように、コリドラス水槽を立ち上げる方に向けて、商品の選び方とおすすめな商品を記載していきたいと思います。

コリドラス水槽にオススメなフィルター・ろ過装置

フィルター(ろ過装置)には8つほど種類があります。ここではコリドラス水槽におすすめなフィルター方式を記載しておきますのでその他のフィルターを知りたい方は以下から御覧ください。

全種類一覧!水槽用フィルター・ろ過器の選び方と各特長

コリドラスはネオンテトラやグッピーのような一般的な熱帯魚に比べ、エサを多く食べ、多くフンをする熱帯魚です。また、エサもコリタブという沈下性の固形エサですので、水中に残る時間が長いです。この2つの理由からコリドラスは「水を汚しやすい」熱帯魚と言われます。
そのため、濾過能力が高いフィルターである必要があります。

また、コリドラス飼育以外にどのような目的で水槽を運用していくか、というところにも左右されます。
フィルターには得意不得意があり、すべてを完璧にこなすフィルター方式というのは今のところありません。そのため、コリドラス飼育以外に水槽内で行いたいことがあるかどうかで目的に応じてフィルターを選択することが理想的です。

「コリドラス飼育」と「水草育成」の2つを行う場合

おすすめなフィルター 外部式フィルター

外部式フィルターがオススメです。

- 外部式フィルターをおすすめする理由

外部式フィルターは水槽の上部や水槽の中に設置するタイプではなく、その名の通り、別の場所にフィルター本体を設置するタイプです。
数あるフィルター方式の中でも、最も万能型に近いフィルターですのでコリドラス飼育でも問題なく使用可能です。外部式フィルターのメリットとして、CO2を逃がしにくく、照明設置スペースの邪魔をしないため水草育成にうってつけ、ということが挙げられます。また、多く流通しているフィルター方式ですので、この外部フィルターでコリドラスを飼育している実績も世の中では豊富にあります。

- 外部式フィルターのデメリット

ただ、他のフィルターに比べ「酸素を取り込みにくい構造」というデメリットが有ります。そのため、生体が酸欠にならないようにエアレーションや、排水パイプを水面に当てて、水を揺らすことで酸素を水中内に供給してやることで対策を行ってください。
そこさえ気をつければ、コリドラス飼育はもちろん、難易度の高い水草も育てることができるので、楽しみが広がります。コリドラスのフィルターで一番オススメは?と聞かれれば、僕ならこの外部フィルターをおすすめします。

僕の水草水槽の場合は、点灯中はCO2添加を行い、消灯時にはエアレーションを行っています。

- コリドラス飼育におすすめな外部式フィルター

※製品には対応水槽サイズがあります。購入する際には対応水槽サイズをご確認ください。

生体飼育のみ(もしくは育成難易度が低い水草のみ育成)
水槽にフレームが有る場合

おすすめなフィルター 上部式フィルター

「上部式フィルター」、次に「底面式フィルター」がおすすめです。

- 上部式フィルターをおすすめする理由

上部式フィルターは水槽上部に設置するタイプのフィルターで、物理濾過能力が高く、水中に酸素を取り込みやすい構造で、水槽上部に設置されていることからメンテナンスが容易なのが特長です。
濾過能力は外部フィルターに遜色ありませんが、外部フィルターとは異なり「酸素を取り込みやすい」ため、生体メインの水槽にうってつけです。

- 上部式フィルターのデメリット

この上部式フィルターを設置するためには水槽に「フレーム」とよばれる黒い補強フレームが必要となるため、上部式フィルターを設置したいのであれば、それ専用の水槽を購入する必要があるのが難点です。

また、
・水槽上部を専有するため、照明設置スペースが少なくなり、高光量を求める水草の育成は不向きです
・CO2を逃がしやすい構造のため、高CO2添加を求める水草育成は不向き
上記理由から水草育成との相性は悪いです。(アヌビアス・ナナやミクロソリウムなどの陰性植物は育成可能です)。

そのため、生体メインで飼育する水槽で、かつフレームが水槽にある場合はこの上部式フィルターをおすすめしますが、のちのち水草育成もやってみたいという場合には外部式フィルターを購入したほうが結果的に安上がりになります。

- コリドラス飼育におすすめな上部式フィルター

※製品には対応水槽サイズがあります。購入する際には対応水槽サイズをご確認ください。

生体飼育のみ(もしくは育成難易度が低い水草のみ育成)
水槽にフレームが無い場合

おすすめなフィルター 底面フィルター
- 底面フィルターをおすすめする理由

底面フィルターは、ソイルや砂などの底床の下にフィルターを設置し、底床をろ材として活用する方式のフィルターです。底床すべてがろ材になり、ろ材容量が大きくなることから、濾過能力はオーバーフローについで高いとされます。そのため、コリドラスのように生体を汚しやすい熱帯魚を多く飼育したい場合に向いているろ過方式です。

- 底面フィルターのデメリット

フィルターの中でも比較的メンテナンスが面倒なタイプのフィルター方式です。上部式フィルターであれば、水槽上部に設置されているろ材を交換すれば終わりますが、このフィルターは「底床」がろ材になっているため、掃除をするためには底床に「プロホース」と呼ばれる排水パイプをさして、水とフンなどのゴミを水槽外に吸い上げて排出する必要があります。
水槽が大きくなればなるだけ、底床の面積が広くなり、その分底面フィルターの掃除の手間も増えてしまいますのでだいたい60cm水槽が限界です。
そのため、フレームがない水槽で、水草を育成しない(もしくは難易度の低い水草のみ育成する)場合にはこちらをおすすめしますが、掃除の手間などはある程度目をつぶる必要があります。

底面フィルターの場合の底床選び
底床選びの際にも説明しますが、底面フィルターは相性のいい底床、悪い底床があります。細かすぎる砂系の底床は底面フィルターの内部に砂が落ちてしまい、通水性が阻害されるため不向きです。また、アマゾニアに代表される「栄養系ソイル」の場合、ソイルの栄養素がすべてフィルターに流出してしまいますのでこれも不向きです。(さらに、水草が植えてあると底床の掃除ができなくなるという理由もあり、水草育成との相性はあまりよくありません。)
そのため、 もし底面フィルターを使用する場合、底床には「細か目の大磯砂」か「吸着系ソイル」を選択してください
- コリドラス飼育におすすめな底面フィルター

※製品には対応水槽サイズがあります。購入する際には対応水槽サイズをご確認ください。

以下の記事で、底面フィルターの仕組みや特徴、おすすめな製品、低床、底面フィルターの設置方法まで詳しく解説しています。

写真で解説!底面フィルターの特徴と仕組み・使い方や掃除方法・おすすめな製品・底床まで徹底解説!

45cm以下の水槽で飼育する場合

おすすめなフィルター 外掛け式フィルター
- 外掛け式フィルターをおすすめする理由

初心者さんが水質維持の難しい小型水槽から始める、というのはオススメしませんので、ある程度アクアリウムに慣れている人向けに書いておきます。

小型水槽のフィルターというと、まず候補に上がってくるのがこの外掛け式フィルターです。小型水槽に対応している外部フィルターはありますが、あまり一般的ではありませんし、そもそも設置するスペースがない状況が考えられます。外掛け式フィルターは、水槽に引っ掛けるタイプの小さいフィルターですので場所を取りません。

- 外掛け式フィルターのデメリット

濾過能力が外部式、上部式、底面式に比べ圧倒的に劣るため、水質の維持が行いにくいというデメリットが有ります。
ただ、設置スペースがない状況ですので、あまり選択肢がないため、この外掛け式フィルターを使用し、不足している濾過能力は水換えを行い補ってください。

小型向けだとその他「投げ込み式フィルター」「スポンジ式フィルター」がありますが、どちらも濾過能力はあまり高くなく、濾過能力の見極めが「外掛けフィルター」よりも難しくなるため、あくまでもサブフィルターとして他のフィルター方式と併用する使い方にとどめておいたほうがいいかと思います。

- コリドラス飼育におすすめな外掛け式フィルター

※製品には対応水槽サイズがあります。購入する際には対応水槽サイズをご確認ください。

コリドラス水槽にオススメな底床

アクアリウムで使用される底床には以下の様な種類があります。

  • ソイル
  • 砂・砂利・大磯砂
  • セラミック
  • 溶岩石

コリドラスは、エサを探すときに「頭を底床につっこむ」という習性があります。そのため、以下の様な条件の底床が望ましいです。

  • コリドラスが顔をつっこんでも傷がつかない「角がとれた」底床
  • コリドラスが顔をつっこみやすいような細かい底床
  • コリドラスが顔をつっこみやすいような柔らかい底床
  • 汚れても掃除がしやすい底床

コリドラスが顔を突っ込んだ際に、角が尖っている底床だとコリドラスに傷がつき、生傷が絶えないといった状況になってしまいます。また、あまり粒が大きい底床だと、コリドラスのひげがはさまってしまい、最悪とれてしまいます。

そのため、「尖り方」「柔らかさ」「細かさ」に注意して選んでください。上記の底床の中で使用に注意したいのは尖った石の粒のあつまりである「溶岩石」とつぶの間にひげが挟まってしまう恐れのある「粒が大きめの砂利」です。これはコリドラスの習性と相性の悪い底床ですので、避けたほうが無難です。

また、コリドラスは水槽の底で生活をする熱帯魚です。そのため底床が汚れていると、その影響をうけやすい熱帯魚です。定期的にそうじをするのはどの底床でももちろんですが、掃除のしやすい底床を選ぶことで、底床を清潔に保つことができます。

また、大磯砂は商品によっては水質をアルカリ性に傾けるものがあります。これは大磯砂に含まれる貝殻が影響をあたえるためです。コリドラスは中性から弱酸性を好む熱帯魚ですので、アルカリ性に傾けるような底床は相性がいいとはいえません。
ただ、すべての大磯砂がアルカリ性に傾ける、というわけではなく、水質に影響を与えない商品も多く流通しています。そのため、一応頭に入れておく程度で結構です。水質に影響を与えない大磯砂であれば、粒が田砂よりも大きいため、底床の掃除を行いやすいです。

上記を頭に入れつつ、ケース別におすすめな底床を記載していきます。

生体飼育のみ(もしくは育成難易度が低い水草のみ育成)の場合

おすすめな底床 砂・田砂・大磯砂
- 砂・田砂・大磯砂(粒が細かいもの限定)をおすすめする理由

砂の粒が細かいため、傷をつけてしまうおそれが低く、コリドラスの習性と相性がいい底床です。特に田砂はコリドラス飼育の代表的な底床です。砂・田砂・大磯砂であれば底床掃除も行いやすく、かつ劣化がありませんので、掃除さえ行えば、長く使用し続けることができ手間もコストも少なくすみます。厚みは1cm程度敷いておけば十分です。

- 砂・田砂・大磯砂のデメリット

栄養素が含まれないため、中難易度以上の水草の育成が難しくなります。固形肥料や液肥などを入れれば育成は可能ですが、初心者向けとはいえませんので、水草を育てる場合には後述する「ソイル」を使用してください。

また、フィルター選びの箇所でも記載しましたが、細かすぎる砂系底床は底面フィルターとの相性が悪いです。細かい砂・砂利は底面フィルター内に砂が落ち、通水性が阻害されてしまいますので、以下にあげる田砂やボトムサンドなどを選ぶ場合には底面フィルターの使用は避けてください。底面式フィルターの使用を検討している場合は「吸着系ソイル」か「細か目の大磯砂」の使用がおすすめです。

- おすすめな砂・砂利製品

飼育難易度の高い水草飼育も一緒にする場合

おすすめな底床 ソイル
- ソイルをおすすめする理由

ソイルとは、栄養素を多く含んだ土を固めた粒のことです。水草を育成するならほとんど「ソイル」一択です。他の底床は水草育成に必要な栄養素が一切含まれていませんので、自分で固形肥料や液肥などを追肥してやる必要があります。それをすれば水草育成は可能なのですが、ちょっと上級者向けの育成方法になります。

ソイルには水草の栄養素を豊富に含んだ「栄養系ソイル」と有害物質の吸着を目的とした「吸着系ソイル」の2種類があります。水草育成に向いているのはもちろん「栄養系ソイル」ですが、「吸着系ソイル」でも水草育成は可能です。

底面式フィルターを使用する場合には「栄養系ソイル」は相性が悪いため、「吸着系ソイル」を使用してください。底面フィルターの構造上、栄養系ソイルの栄養が底面フィルターから流出してしまうため相性が悪いです。

- ソイルのデメリット

1年程度で肥料がなくなり、粒も完全に潰れてしまうため、水槽のリセットが定期的に必要になることが最大のネックです。他の底床は潰れたりしませんので掃除を繰り返せばずっと使い続けることができます。ソイルでは限界がどこかでおとずれますので、そのタイミングで水槽のリセットが必要になります。

また、水草を植えている場所の掃除が行いにくいというデメリットも有ります。コリドラスは底床付近で生活するため、底床が汚れていると影響を受けやすいことから、水草育成水槽との相性はもともとよろしくありません。そのため、プロホースなどでこまめにソイルの掃除をしてやる必要があります。

- コリドラス飼育におすすめなソイル

ソイルについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事にまとめていますのでそちらを御覧ください。

水草を育てるなら底床はソイル一択!ソイルの特徴と代表的な製品の評価。

コリドラス水槽にオススメなエサ

熱帯魚の餌には大きく分けて以下の様な種類があります。

  • 粒・顆粒タイプ
  • フレークタイプ
  • タブレットタイプ
  • 赤虫・イトミミズ
おすすめなエサ タブレットタイプ / 冷凍赤虫・イトミミズ

コリドラスは底床に口先をつっこんでエサを探す習性を持ちます。この習性から「水槽の掃除屋」と呼ばれ、他魚のエサの食べ残しを食べてくれるというイメージがついています。ただ、コリドラスは大食漢で、エサを多く食べる種類です。そのため、他魚の食べ残しだけでの飼育は不可能ですので、コリドラス専門のエサを与える必要があります。
また、そもそも食べ残しがでるほどのエサを与える飼育方法は、水質の悪化を招くため誤りです。エサは食べ残しが出ない量だけ与えてください。

グッピーやネオンテトラに与える「粒・粒子タイプ」や「フレークタイプ」のように、水面を浮遊するエサを与えても水面まで上がっきて食べるということありません。それではコリドラスにえさが回りませんので、コリドラスなどの底物熱帯魚のための「沈下性のエサ」を別途与える必要があります。

タブレットのように固形で溶けにくいエサを与えることで、コリドラスにもエサが行き渡るようにしてください。

また、コリドラスはイトミミズや赤虫が大好物です。必ず与えなければいけないものではありませんが、喜ぶ姿を見たければ冷凍アカムシやイトミミズを与えてみてください。より付き方が違います。
ただ、冷凍赤虫、イトミミズは人工飼料に比べ、水を汚しやすいデメリットがあります。与え過ぎは水質の悪化をまねきますのでほどほどにしてください。

おすすめなエサ

エサについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事にまとめていますのでそちらを御覧ください。

熱帯魚の餌やりの方法とおすすめな餌の種類・選び方

コリドラス水槽の立ち上げの流れ

水槽の設置から、外部式フィルターの設置、底床の敷き方、エサの与え方まで、熱帯魚水槽を立ち上げた際のすべての工程を写真付きで解説しています。こちらの記事は60cm水草熱帯魚水槽で、コリドラスも入っています。詳しくは以下のリンクからご覧ください。

初心者向け!アクアリウムの始め方・立ち上げ方法の全工程解説

コリドラスの分類

市販されるコリドラスのわかりやすい分類として「体の大きさの分類」と「鼻の長さの分類」で分けることができます。

体の大きさの分類

一般的なコリドラス(6cm程度)

コリドラスというと、体は丸っこく、すこし太めな種類が一般的で、こちらの種類が圧倒的に多いです。このタイプは底でじっとしている種類が多く、たまにしっぽを一生懸命振って泳ぐ程度です。

チビコリ・ミニコリ(3cm程度)

上記の一般的なコリドラスに比べ、体が一回り小さいコリドラスを通称「ミニコリ・チビコリ」と呼んでいます。こちらの種類には遊泳性が高い種類が多いです。コリドラスハステータスやコリドラスピグミーが代表種で、小さい体ながらコリドラスの面影を残した姿はとても愛らしく人気が高いです。コリドラス最小種のハステータスは特に人気が高いのですが、チャームやお店でもなかなかお目にかかれません。寿命は一般的なコリドラスに比べ短く、1年から2年程度です。

大型(10cm程度)

体長が一回り大きくなり、最大10cm程度まで成長します。大型のコリドラスは気性があらくなるものもいますので、飼育時の混泳にはかならず事前に確認して下さい。また体長が大きいぶん、食べる餌の量も多くなります。

鼻の長さの分類

ショートノーズ

ショートノーズ

鼻(口の先)が短い種類です。
最も種類が多い分類で、こちらの分類のコリドラス飼育をしている人が圧倒的に多いです。後述するコリドラスの代表種もここの分類のものがほとんどです。飼育しやすい種類が多く、流通している分安価に入手可能ですので初心者のかたはこちらから選ぶのがオススメです。

セミロングノーズ

セミロングノーズ

ショートノーズとロングノーズの中間の長さの種類です。性格もショートとロングの中間に位置する種類が多く一部縄張り意識をもつものもいます。

ロングノーズ

ロングノーズ

鼻の長い種類です。ここの種類に分類されるコリドラスは縄張り意識が強く、他魚へ攻撃をしかける種類も含まれます。
そのため、あまり初心者向きとはいえませんので、ショートノーズでコリドラス飼育に慣れてから手をだすようすることをおすすめします。流通量もショートノーズに比べ少ないため、購入コストがあがります。

コリドラスの雌雄の見分け方

以下の2箇所で判断できます。

体の大きさ、丸っこさ

オス 体が細長くしゅっとしており、メスに比べ体が小さい
メス 雄に比べ体が太く、全体的に丸みを帯びふっくらしている

メスのほうが丸っこく、ふっくらした体型になります。大きさ自体もオスよりも大きめになり、それで判断が可能です。
ただ、ただ単に「太っているだけ」の可能性もありますので体の形・大きさだけではよほど慣れた人でないと判断できないかもしれません。複数匹を比べてみて初めて判断できるかな、といったくらいなものです。

腹びれの形

オス 先端が尖っていて鋭角になっている
メス 丸みを帯びている

「腹びれ」は頭から2つ目のヒレです。体の真ん中のお腹のあたりにあります。この形が丸みを帯びているかどうか、で雌雄の判断が可能です。

ただしどちらの方法も、成魚になってやっと判別つくかな?という感じで見間違えも結構あります。そのため、店員さんに「オスメス一匹づつください!」なんて無茶は言わないでください。普通のショップではオスメスの区別をつけて販売することは無いかと思いますし、売られているコリドラスは子供であることが多いため判別がつきにくいです。どうしても、という場合は自分で個体を指定して売ってもらうなど、自己責任でやってください。(個体の指定もお店によってはできない場合があります)

お店で買う場合には5匹程度まとめて買えば、確率的に言えばオスメスが含まれるはずですし、少数買うよりも、まとめて複数匹買ったほうが繁殖の可能性は高くなります。

コリドラスの繁殖方法

コリドラスは繁殖を狙える代表的な熱帯魚です。ここでは繁殖方法をステップ別に見て行きたいと思います。

繁殖に必要な条件

  • 性成熟したコリドラスの雌雄1匹ずつ以上

基本的にはこれだけです。ただ、雌雄1匹ずつ入れただけではうまくペアになるとは限りませんので、複数匹入れたほうが産卵の確率が上がります。
幼魚の時に購入してくれば、2、3年程度飼育していれば産卵の姿を見ることができるはずです。
また、コリドラスを複数種類入れると、雑種が生まれますので、それが嫌な場合は1種類のコリドラスに限定して飼育してください。

繁殖に必要な道具

  • 卵隔離用のプラケース
  • ブラインシュリンプ(稚魚用のエサ)

繁殖の流れ

[STEP01] 準備

コリドラスを繁殖させるためには当然「雌雄それぞれ1匹以上いること」が条件です。だからといって1匹づつ水槽内に入れてもペアになるとは限りませんので、複数匹入れておいたほうが確率は上がります。
そのうち、オスがメスを追いかける行動が見られるようになってきます。それが繁殖行動の始まりです。うちではたまにこの行動をやるのですが、なかなか産卵には結びつかないことも多々あります。そのため、それが始まったからといって確実に産卵まで辿り着くわけではありません。

[STEP02] 産卵(Tポジション)

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Original Update by h080

追いかけっこを多々繰り返すようになり、めでたく恋が実れば上の写真のような、産卵前に行う「Tポジション」というコリドラス特有の産卵前の行動が行われます。Tポジションとは、コリドラスのメスが、オスの横腹に顔をくっつける行動で、この際にオスの精子をメスの口にいれるということが行われています。これを上から見るとアルファベットの「T」のようにみえることからその名前がつきました。

その後、メスは腹びれに卵を産み、卵をくっつける場所を探すために水槽内をうろうろします。水草があれば水草にくっつけることがおおいですし、なければ水槽のガラス面にくっつけます。

この行動を数回繰り返し、多くの卵を産卵します。

[STEP03] 卵をプラケースに隔離

水槽内にそのまま放置していると、ほかの熱帯魚に食べられてしまうことがあるため、稚魚の孵化率をあげるために卵を回収し、プラケースなどに隔離します。卵は産卵直後が一番取り外しやすく、時間が経つに連れて粘着力が上がってしまいますので、取り出すなら出来る限り早く取り出してください。

[STEP04] 卵の世話

卵はカビが生えやすいため、カビ防止に「メチレンブルー」を適量入れ、カビ防止の処理を行います。ひとつカビが生えた卵があると他の卵にもカビが生えやすくなるため注意してください。

[STEP05] 孵化

産卵から5日程度で孵化します。

[STEP06] 稚魚への餌やり

稚魚にはヨークサックという袋状のものがついています。これには栄養がつまっていて、孵化して2、3日程度は餌なしでも生きられます。
エサを与えるのは2、3日後からです。一般的な熱帯魚の稚魚のエサでOKですが、ブラインシュリンプという微生物をあげたほうが成長が早まる上、成魚になってからも骨格がしっかりしてくるようです。
ブラインシュリンプとは、餌となる微生物のことで、市販されているものは「孵化させる必要のあるブラインシュリンプの卵」と「孵化させたブラインシュリンプをエサに加工したもの」の2種類が販売されています。

最初の1-2日は市販の稚魚用餌を与え,それ以降は出来る限りブラインシュリンプを湧かしてあげるようにしています.これは,生まれてから2週間ぐらいの成長が盛んな時に,良質の蛋白質をあげると成魚になった時に骨格がしっかりとした体系に育ちやすく,そうでない場合背骨が曲がったりする場合が多いためです

参考:http://www.nettaigyo.com/corydoras/info/tips/breed.html

[STEP07] 稚魚の成長

2-3週間程度で本水槽に戻せるサイズに成長します。あまり小さい間に水槽内に戻すと他魚に食べられてしまうおそれがあるため、ある程度の大きさになるまで我慢して下さい。

flickerに稚魚の成長をアップしている方がいらっしゃたのでここではそちらの紹介をさせていただきます。

コリドラス稚魚2014(孵化後3週間位)

初心者におすすめな人気の高いコリドラスの種類と育て方

ここでは初心者でも育てやすいコリドラスの特長、育て方、価格、水質をご紹介します。コリドラスは種類が豊富ですので、マニアックな個体も多く流通しています。マニアックな個体は値段も跳ね上がったり、育成方法もちょっとむずかしかったりで、初心者向きではないので、今回はマニアックなものは除外して、価格も比較的安価で、水質にうるさくなく、初心者でも育てやすいコリドラスの代表種を中心に紹介していきます。とはいっても結構な種類がいますが。。。

ここで紹介するものは多くの熱帯魚ショップでも取り扱われる人気の高い種類です。難易度は上がりますが、コリドラス飼育をするなら繁殖も狙ってみてはいかがでしょうか。

※記事作成時点のチャームの価格を記載します。チャームは日によって価格が異なりますので参考程度にしてください。

※画像クリックでチャームの詳細ページへ遷移します。詳しくはそちらをご確認ください。

コリドラス・パンダ

コリドラス・パンダ

サイズ 5cm
飼育しやすさ ★★★★☆
価格 6匹980円
性格 温和
分類 ショートノーズ

その名の通り、白(ベージュ)に黒いスポットと、目の周りにアイバンドをもつ種類です。名前がかわいく、ブリード個体であれば比較的安価に購入できることから人気の高い種で、記事作成時点ではチャームではコリドラスカテゴリで人気No1の種類です。
体長はチビコリ以上一般的なコリドラス未満といったサイズです。

ただ、コリドラスの中では比較的水質の変化に弱い一面があり、水合わせが重要になってきます。エビで使われるような点滴方式での水合わせをおすすめします。一旦水質に慣れてしまえば丈夫な種類ですので、2、3年程度以内には繁殖を狙える種類です。

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コリドラス・ステルバイ

コリドラス・ステルバイ

サイズ 6cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 6匹980円
性格 温和
分類 ショートノーズ

個人的にはコリドラスといえば、と聞かれればこの種をあげると思います。コリドラスの中でも「ステルバイ・アドルフォイ・ゴッセイ」が古くから親しまれる代表種です。それくらい、theコリドラス、なコリドラス。白の体色に黒い斑点模様をベースにもち、オレンジ色の胸ビレというさりげないアクセントカラーをあしらったおしゃれな種類です。飼育は容易で、コリドラスの中でもそこまで神経を使う種類ではありません。また、こちらも繁殖を狙えますので、初心者におすすめなコリドラスです。

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コリドラス・トリリネアータス

コリドラス・トリリネアータス

サイズ 5cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 3匹1,322円
性格 温和
分類 ショートノーズ

こちらは白い体色に黒いネットワーク上の斑点を持ちます。ステルバイのようにアクセントとなる他の色はありません。代わりに、背びれの先に黒い模様が入り、体の中央にギザギザの途切れ途切れの黒いラインが入っている特長です。また、ステルバイに比べて体つきはシャープで、シックでスタイリッシュな大人な感じが漂います。でも顔はマヌケな感じというギャップがたまりません。飼育はコリドラスの中でも容易で、コリドラス初心者にオススメな種類です。
後述する「コリドラス・ジュリー」と見た目が似ており、「コリドラス・トリリネアータス」がジュリーとして販売されていることもあります。僕の水槽のコリドラスはジュリーとして販売されていましたが、後々特長を確認するとこちらのトリリネアータスのようです。実際には本物のジュリーの輸入量は少ないようです。

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コリドラス・ジュリー

コリドラス・ジュリー プルス

サイズ 5cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 3匹2,740円
性格 温和
分類 ショートノーズ

先述した「コリドラス・トリリネアータス」と非常によく似た種類です。飼育も同様に容易ですがこちらのほうが流通量が少ないです。ショップではトリリネアータスをジュリーとして販売していることもあります。

トリリネアータスとジュリーの違い

トリリネアータスと異なるのは体の中央に入るラインが、トリリネアータスは途切れている個体が多いのに対し、ジュリーは綺麗なぎざぎざのラインが入ります。また、ジュリーのほうは斑点模様が細かく、白い面積が広いのが特長です。

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コリドラス・パンク

コリドラス・パンク(ワイルド)

サイズ 5cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 3匹1,500円
性格 温和
分類 ショートノーズ

名前がパンク、というはじけた名前をもつコリドラスです。パンダのようにアイバンドをもち、ベージュの体色に黒い斑点を持ちます。他のコリドラスに比べ、背びれが鋭角になっており、きりっとした印象を受けます。こちらもコリドラス入門種として最適です。

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コリドラス・ベネズエラオレンジ

コリドラス・ベネズエラオレンジ

サイズ 5cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 3匹1,500円
性格 温和
分類 ショートノーズ

こちらは他のコリドラスに比べ、緑とオレンジという鮮やかな体色を持っています。ボケたような柔らかい発色は、ランプのような優しい印象があります。体つきはコリドラスの中では細目です。こちらもコリドラス入門種に最適です。

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コリドラス・アエネウス

コリドラス・アエネウス

サイズ 6cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 3匹752円
性格 温和
分類 ショートノーズ

コリドラスの代表種です。昔からこの種を「赤コリ」、アルビノ個体を「白コリ」と呼ばれ親しまれています。上記してきたコリドラスと異なり、体には目立つ模様というのは入りません。唯一、体の中央にぼんやりと黒ずんだ箇所が見て取れ、どちらかというと地味な種類ですが、昔から親しまれてきた分、多くの飼育・繁殖報告があります。情報量を考えると最も入門種に向いていると思います。繁殖を狙いたい方はこちらがオススメです。

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コリドラス・アエネウス(アルビノ)

コリドラス・アエネウス アルビノ

サイズ 6cm
飼育しやすさ ★★★★☆
価格 3匹849円
性格 温和
分類 ショートノーズ

このアルビノ個体は「白コリ」と呼ばれています。アエネウスのアルビノ個体で、それを固定化してブリードしたものが流通しています。熱帯魚ではアルビノ個体は多く流通していますが、どれも体が弱かったりして飼育に神経を使いますが、この白コリは一般種ほどではないにせよ、アルビノ個体としては丈夫な部類です。
白い熱帯魚は水槽内でかなり目立ち、水槽のバックスクリーンや、ソイルの上など明度差があるところを泳ぐとより一層強調されます。目立つ個体を入れたい方はぜひ。こちらも飼育は初心者向けで繁殖も可能です。

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コリドラス・シュワルツィ

コリドラス・ブラックトップシュワルツィ
※写真はブラックトップシュワルツィです。

サイズ 5cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 1匹714円
性格 温和
分類 ショートノーズ

コリドラス・パンダと同じく、目の周りに黒いアイバンドを持ち、黒い斑点上の模様を持つ種類です。背びれが長く、ヨットの帆のように鋭角になっていて、アイバンドの黒とあいまって海賊船の船長を思わせます(個人的に)。ちょいワルです。コリドラスとしてはメジャーな種類です。チャームにシュワルツィが販売されていないため、ブラックトップシュワルツィという別種を参考写真として記載していますが、シュワルツィはこの写真のものと異なり、背ビレの棘条部分が白いのが特徴です。こちらは繁殖が難しいようですので繁殖を狙っている方は他のコリドラスをおすすめします。
また、この種類はコリドラスの中でもヒレから分泌される毒が強いことでも有名です。刺されると、腫れる程度には痛みますので扱いには注意が必要です。

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コリドラス・シミリス

コリドラス・シミリス

サイズ 6cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 3匹2,480円
性格 温和
分類 ショートノーズ

尻尾の先のほうが紫がかっているのが特徴的なコリドラスです。こちらは明度差があまりない模様をもつため、派手さはそこまでありません。紫部分をうまく発色させるためには十分に飼いこむ必要があり、アクアリストの力量がためされるコリドラスです。飼育自体は容易で、こちらも繁殖が狙えます。

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コリドラス・アドルフォイ

コリドラス・アドルフォイ

サイズ 5cm
飼育しやすさ ★★★★☆
価格 1匹2,300円
性格 温和
分類 ショートノーズ

黒のアイバンドと背中の黒いライン入り、頭にはオレンジ色をもつコリドラスです。かなり昔から親しまれる種類で、古くからアクアリウムをやっている人にとっては「ステルバイ・アドルフォイ・ゴッセイ」あたりが思い入れの深いコリドラスでしょうか。やや低めのpHを好む好みますが、弱酸性〜中性の水質で問題なく育ちます。ただ、結構お高めです。

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コリドラス・デュプリカレウス

コリドラス・デュプリカレウス

サイズ 5cm
飼育しやすさ ★★★★☆
価格 1匹2,500円
性格 温和
分類 ショートノーズ

アドルフォイとかなり似た特徴を持つコリドラスです。ハイバンド・アドルフォイとも呼ばれます。アドルフォイと異なるのは背中の黒い帯が、こちらのデュプリカレウスのほうが太く、頭部のオレンジ色もこちらの種のほうが濃くなります。また、アドルフォイのほうが、白い箇所の色味がより白に近く、こちらのほうが濁っているのが特徴です。アドルフォイかデュプリかレウスかはおこのみで選んでください。

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コリドラス・ゴッセイ

コリドラス・ゴッセイ

サイズ 6cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 1匹1,650円
性格 温和
分類 ショートノーズ

胸ヒレ、背ビレの筋は黄色っぽい色味になり、体に紺色をもつコリドラスです。頭部にはスポット模様が入ります。飼育は容易で、繁殖も狙える種類です。コリドラス・シュワルツィと同じく、毒が強いことでも有名ですので取り扱いには注意してください。

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コリドラス・コンコロール

コリドラス・コンコロール

サイズ 6cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 1匹990円
性格 温和
分類 ショートノーズ

顔からしっぽにかけてオレンジの明るい色のグラデーションになっていくコリドラスです。飼いこむことで発色が異なるため、長期にわたって飼育してあげることで魅力がますコリドラスです。

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コリドラス・パレアタス

コリドラス・パレアタス

サイズ 6cm
飼育しやすさ ★★★★★
価格 1匹849円
性格 温和
分類 ショートノーズ

「青コリ」「花コリ」の愛称で呼ばれるコリドラスです。先述した赤コリと呼ばれる「アエネウス」、白コリと呼ばれる「アエネウス アルビノ」と並び長年アクアリストに愛されてきた代表的な種類です。この種は規則的なスポット模様ではなく、まだら模様をもつのが特徴的で体高も低めです。飼育、繁殖ともに容易で、初心者向けのコリドラスと言えます。

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コリドラス・イルミネータス

コリドラス・イルミネータス ゴールド
※写真は「コリドラス・イルミネータス ゴールド」

サイズ 6cm
飼育しやすさ ★★★☆☆
価格 1匹2,894円
性格 温和
分類 ショートノーズ

今まで紹介してきたコリドラスはほとんどが淡い発色をもつものでしたが、こちらは金属的な光沢感をもつ種類です。こちらはゴールドですが、他の色みを持つ種類も知られ、その他に「オレンジ」「グリーン」が知られています。多少水質の変化に弱い面が見られますので水合わせは点滴法をおすすめします。

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コリドラス・ピグミー(ピグマエウス)

コリドラス・ピグミー(ピグマエウス)

サイズ 3cm
飼育しやすさ ★★★★☆
価格 10匹1,750円
性格 温和
分類 ミニコリ

底でじっとしているイメージの強いコリドラスですが、その中でもコリドラスピグミーは遊泳性が高く、群れで活発に泳ぎまわります。コリドラス・ハステータスとともに、チビコリとよばれる小型コリドラスの代表種です。
色は比較的地味ですが、しっぽを大きくふって泳ぐ姿はコミカルでとてもかわいらしく、非常に人気の高い種類です。物陰から物陰へ群れ単位で泳ぎまわりますので、5匹単位での飼育が望ましいです。また、繁殖も狙える種類ですので、コリドラス特有のTポジションが見られます。

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コリドラス・ハブロースス

コリドラス・ハブロースス

サイズ 3cm
飼育しやすさ ★★★★☆
価格 3匹990円
性格 温和
分類 ミニコリ

チビコリ(ミニコリ)の代表種です。3cm程度までしか大きくならないのですが、それでもコリドラスの面影を残した体つきをしています。コチュイの名前で流通することもあります。体に黒いラインをもつのが特徴です。ミニコリ全般そうですが、臆病なため複数匹で飼育してあげてください。このハブロースス自体もとても臆病であまりエサを食べにこないこともありますので、他魚との混泳によりエサが回ってこないこともありますので注意してください。

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コリドラス・ハステータス

97904-1

サイズ 3cm
飼育しやすさ ★★★★☆
価格 8匹4,500円
性格 温和
分類 ミニコリ

コリドラスの中で最も小さい種類です。人気が高く、なかなかショップにおいていない本種。今現在チャームでも取り扱いがないようです。 チャームでの取り扱いが開始されているのを確認しましたが、すぐに売り切れたようです。なかなか高い金額ですが、レアですのでみつけたら早めの購入をおすすめします(15/11/6更新)。尾びれの付け根に黒いスポットが入ります。遊泳性がひかくてきたかく、複数匹入れると群泳する習性を持ちますので、導入時には5匹単位で入れてあげましょう。また、ミニコリは一般的なコリドラスよりも寿命が短く1年から2年程度です。本種も2年程度と短い種類となります。

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